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【実機レビュー】OAKLEY Stunt Devilは本当にズレない?HyperGripの効果・サイズ感を徹底検証

ランニング中にサングラスが少しずつ下がってくる

下を向いた瞬間にフレームが動く

汗をかくたびに、何度も掛け直さなければならない

スポーツ用サングラスでは、視界の広さやレンズ性能だけでなく、動いてもズレないことが重要です

そのフィット性能を正面から追求したOAKLEYが、「Stunt Devil(スタントデビル)」です

正面から見ると、大きなシールドレンズを使った現代的なスポーツモデル

ところが横から見ると、一般的なサングラスとはまったく違うテンプルが現れます

テンプル後方が上下に分かれ、カエルの足から着想した高摩擦のUnobtainium®パーツが頭部へ広く接触する構造です

OAKLEYはこの仕組みをHyperGrip Technologyと呼び、公式発表では500マイルを超えるアスリートテストを経て、安定性・重量分散・快適性を調整したと説明しています

ただ、公式が「圧倒的な保持力」と説明していても、本当に知りたいのは実際の掛け心地です

OAKLEYのStunt Devilを正面から見た写真

実際にを掛けてみて下を向き、頭を左右に振って確認したところ、強く締め付けられている感覚は目立たないのに、フレームはほとんど動きませんでした

この感覚は、Radar系やSutro系のフィットとは少し違います

強く挟んで止めるというより、頭に触れる面を増やして動きを抑える

これがStunt Devilの最大の特徴です

この記事では、実際のモデルを使いながら、HyperGripの構造、サイズ感、用途、Prizmレンズ、レンズ交換、他モデルとの違い、購入前に知っておきたい事まで紹介します。

Stunt Devilは、次のような人に向いています。

  • ランニング中にサングラスが上下へ動く
  • 汗をかくとノーズ部分がズレやすい
  • 下を向く動作や振動が多いスポーツで使う
  • 従来とは違う新しいOAKLEYのフィット感を試したい

一方で、次の人は慎重に選んだ方がいいでしょう

  • 街中でも違和感なく使えるデザインを最優先する
  • 細身で目立たないサングラスが好き

Stunt Devilは万能モデルではありません、しかし、スポーツ中にサングラスを掛け直す回数を減らしたい人にとっては、他モデルにはない明確な価値があります

Stunt Devilは、OAKLEYが2025年に発表したスポーツパフォーマンスモデルです

OAKLEY公式は、頭部との接触面積を広げることで、保持力、グリップ、快適性を高めたモデルと説明しています

主な特徴は次のとおりです。

  • HyperGrip Technologyを使った分岐型テンプル
  • 汗でグリップ力が高まるUnobtainium®ノーズパッド
  • 軽量で柔軟性のあるO-Matterフレーム
  • 広いシールドレンズ
  • 用途に合わせて選べるPrizmレンズ

正面のデザインは近年の大型スポーツモデルに近い一方、Stunt Devilらしさは横から見たときに分かります

テンプル後方の面積が大きく、頭を包み込むようなシルエットです

見た目にはかなり個性がありますがこれは装飾ではありません

ズレと揺れを抑えるために必要な形状が、そのままデザインになっています

OAKLEYのStunt Devilを左正面から見た写真

Stunt Devil最大の特徴は、HyperGrip Technologyです

通常のスポーツサングラスは、ノーズパッドと左右のテンプルでフレームを支えます

Stunt Devilも基本は同じですが、テンプル後方が上下に分かれ、頭部と接触する範囲を広げています

OAKLEYのStunt Devilをサイドから見た写真

・分岐したテンプルで接触面積を増やす

テンプル後端は、上側と下側に分かれています。

1点へ強い力をかけるのではなく、複数の面で支えることにより、フレームの上下動やズレを抑える考え方です

公式資料では、重量を分散して軽い装着感を保つことも狙いとして説明されています

・高摩擦のUnobtainium®で滑りを抑える

頭部へ触れる部分には、グリップ力の高いUnobtainium®が使われています。

汗をかく環境では、一般的な硬い樹脂だけのテンプルより滑りを抑えやすい構成です

OAKLEYのStunt Devilのレンズ接近画像

・カエルの足から着想した構造

OAKLEYの公式発表によると、この分岐型テンプルは、カエルの足が持つ自然なグリップ構造から着想しています

形だけを模倣したのではなく、少ない圧力で広く接触し、動きを抑える考え方をアイウェアへ応用したものです

ORLではStunt Devilを実際に掛けてみて、次の動作でフレームの動きを確認しました

  • 正面を向いた状態から下を向く
  • 頭を左右に振る
  • 軽く上下へ動かす
  • テンプルの圧迫感を確認する

結論から言うと、ORL所有実機ではかなりズレにくいと感じました

下を向いても頭を振っても、サングラス本体はほとんど動きません

しかも、こめかみを強く挟み込まれているような締め付け感は目立ちませんでした

Radar系のようにテンプル全体でフィットさせる感覚とも、Sutro系のように大きなシールドと直線的なテンプルを組み合わせた感覚とも違います

OAKLEYのStunt Devilのテンプル部分の写真

Stunt Devilでは、後頭部側へ回り込むHyperGripのパーツが、頭を包むように支えます

言葉にすると、

「締め付けを強くするのではなく、接触面を増やして安定させる」

という表現が近いです。

レンズにはOAKLEY Prizmレンズを採用しています。

Prizmレンズは「暗くする」ではなく「見えやすくする」レンズです

通常のサングラス → 全体を暗くするだけ
Prizmレンズ → 特定の波長(色)だけを強調・抑制

Prizmレンズは単なるサングラスではなく、「見え方を最適化する視覚チューニングレンズ」

「不要な光をカットし、必要な色だけを強調する」ことで、コントラストと視認性を劇的に上げ、色と光をコントロールすることで、肉眼では気づけないディテールまでも鮮明に映し出すレンズです。

レンズカラーは

などが用意されており、競技や使用環境に応じて選択することができます。

さらに、フレーム素材には軽量かつ耐久性に優れたO-Matter(オーマター™)を採用しています。

この素材は耐久性と柔軟性も高く、軽量なので掛け心地の良いフレームになっている上に、アンオブタニウムの特殊なゴム素材のノーズバッドも装着されているので、汗や雨などの水分が付着しても吸収する事により、よりグリップ感が増しズレにくく、ホールド感が持続するサングラスになっています。

OAKLEYのStunt Devilのアイコン部分の写真

Stunt Devilはスポーツユースを想定した仕様となっています。

汗をかいても滑りにくく、長時間のライドやランニングでも快適な装着感を限りなく維持してくれるでしょう。

正面から見るとレンズは上下にも広く、顔をしっかり覆います。

Stunt Devilの大きさを見てみます

フレーム幅は、テンプルの付け根部分の端から端までを計測し、レンズの高さや幅は、もっとも長いところを計測しています。

OAKLEYのStunt Devilのレンズ・フレームの大きさを表した写真

一方、フィット感はWideで、ノーズはHigh Bridge Fitです

頭幅が狭い人、鼻位置が低めの人、頬骨が高い人は次のポイントを意識して確認してください。

  • フレームを掛けたときにレンズ下部が頬へ触れないか
  • まつ毛がレンズ内側へ当たらないか
  • 下を向いたときにノーズ部分が浮かないか
  • HyperGripの上下パーツが頭へ適切に触れているか
  • キャップやヘルメットの締め付け部分と重ならないか

2種類のノーズパッドを取り換える事で、鼻あて部の調整ができるようになっています。

OAKLEYのStunt Devilのテンプルの長さを表した写真

Stunt Devilもレンズ交換が可能です

下記の手順でレンズの取り外しと装着ができるようになっています。

OAKLEYのStunt Devilのレンズの取り外し方法を示した写真
OAKLEYのStunt Devilのレンズを外した写真
フレームよりレンズを外した状態

レンズを取り扱う際には、メガネ用クロスなどをつかって作業すると、レンズへの傷防止になるのでオススメです。

モデル最大の強みフィットの特徴オススメの人
Stunt DevilHyperGripによるズレにくさ頭部へ広く接触激しい動きでも保持を最優先
Sutro大型シールドと存在感比較的シンプルなテンプル視界・デザイン・用途の広さ
Radar EV Path定番スポーツ性能3点ポイントフィットの安定感野球・ランニングなど幅広い競技
Encoderフレームレスに近い広い視界フレームレス構造+スリーポイントフィットロードバイク・マルチスポーツ
Flak 2.0 XL軽さと扱いやすさ2枚レンズ・交換しやすい構成軽いスポーツから本格的用途まで

・Stunt DevilとSutro

ファッション性や街での使いやすさも欲しいならSutro Lite

見た目よりも、激しい動作中の保持性能を優先するならStunt Devilです。

・Stunt DevilとRadar EV Path

Radar EV Pathは実績の長い定番で、競技を選びにくい万能型です

Stunt Devilは、テンプル後端の構造を大きく変え、保持力の考え方を一歩進めたモデルです。

・Stunt DevilとEncoder

視界の広さとヘルメットとの組み合わせを重視するならEncoderも有力です

頭を振ったときのズレにくさや、新しいフィット構造を求めるならStunt Devilが候補になります。

・Stunt DevilとFlak 2.0 XL

軽快さ、2眼レンズ、普段の扱いやすさならFlak 2.0 XL

大型シールドとHyperGripによる保持を求めるならStunt Devilです。

・下を向いても頭を振っても動きにくい

Stunt Devilを選ぶ最大の理由です

ORL実機では、一般的な装着確認でもHyperGripによる安定感の違いを感じられました。

・締め付けだけに頼っていない

強く挟むのではなく、接触面積を増やして保持するため、ズレにくさの割に圧迫感が目立ちませんでした。

・大型シールドで視界が広い

上下左右にレンズが広く、スポーツ中にフレームが視界へ入りにくい構造です。

・ノーズパッドを交換できる

2種類のノーズパッドで鼻に掛かる高さや顔との距離を調整できるのは、大型シールドモデルでは重要です。

・デザインに明確な理由がある

独特なテンプルは、見た目を奇抜にするためだけの形ではありません

「ズレを減らす」という目的が構造へ直結しているところに、OAKLEYらしさがあります。

Stunt Devilが向いているのは、

「スポーツサングラスで最も困っていることが、サングラスがズレる事」です。

特に、

  • ランニングで上下動が気になる
  • 汗をかくとサングラスが下がる
  • サイクリングの振動で位置が変わる
  • 野球などでボールに対する瞬時な動きが必要
  • 強い締め付け以外の方法で安定させたい
  • 広い視野と強い保持を両立したい

という人には一度試す価値があります

反対に、街中で使うことが中心なら、Stunt Devilの性能を十分に活かせない可能性があります

選ぶ基準はシンプルです

「自分はスポーツ中にサングラスのズレで困っているか?」

答えが「はい」なら、Stunt Devilはかなり明確な候補になります

Stunt Devilを写真だけで見ると、最初に目へ入るのは個性的なテンプルです

人によっては、「少し奇抜すぎる」と感じるかもしれません

しかし、実際に掛けると、この形には理由があることが分かります

分岐型テンプルで接触面積を増やす

高摩擦のUnobtainium®で滑りを抑える

ノーズ側もUnobtainium®で支える

強く締め付けるのではなく、重量と圧力を分散しながらフレームの動きを抑える

ORL実機でも、下を向き、頭を振った程度ではほとんどズレを感じませんでした

OAKLEYのStunt Devilを正面上から見た写真

Stunt Devilは、単に「新しい形のOAKLEY」ではありません

スポーツサングラスのズレを、テンプルの接触方法から見直したモデルです

もちろん、Wideフィット、High Bridge Fit、ヘルメットとの干渉、強いスポーツデザインなど、誰にでも合う一本ではありません

だからこそ、デザインだけで選ぶのではなく、自分の競技、顔のタイプ、装備との相性まで確認してほしいと思います

スポーツ中に何度もサングラスを掛け直している

従来モデルの締め付けを強くする方法では満足できない

そんな人にとって、Stunt Devilは試す意味のある新世代モデルです


いかがでしたでしょうか?

外で使用した後のサングラスは、汗やホコリなどで思いのほか汚れが付着しています

下記の記事ではサングラスのお手入れ方法に関して、詳しく解説していますのでぜひ併せてお読みください!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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