OAKLEYを代表するスポーツサングラスのひとつ、Radarシリーズ
2007年に登場した初代Radarから、RadarLock、Radar EVへと進化を続け、多くのアスリートに使われてきました
そのRadarシリーズに、日本のアスリートの声を取り入れて誕生したモデルが、
Radar Plate(レーダープレート)です
正面から見ると、Radarらしい一枚の大きなシールドレンズ
しかし、横から見ると、従来のRadarシリーズより短く設計されたステムが目に入ります
このショートステムは、単なる軽量化のためだけに採用されたものではありません
キャップの内側にテンプルを入れてサングラスを掛ける選手が、締め付けや干渉を感じにくくするための設計です

Radar Plateは日本のアスリートへのヒアリングをもとに開発され、野球・ゴルフ・ランニングなど、キャップを着用するスポーツでのフィット感を重視しています
個人的には、
「これまでのモデルを進化させたRadarというより、アスリートとキャップの関係からフィット感を作り直したRadar」
なのではないかなと思っています
今回は、Radar Plateの実物を使いながら、
- Radar Plateの開発背景
- ショートステムのメリット
- 実際のサイズとフィット感
- プロ選手から評価されている理由
- 野球・ゴルフ・ランニングでの使い方
- Radar EVやRadarLockとの違い
- Przimレンズ、レンズ交換方法
- 購入前に知っておきたい点
まで、詳しくレビューします。
OAKLEY Radar Plate(レーダー プレート)とは
Radar Plateは、2025年に日本で登場したRadarシリーズのスポーツパフォーマンスモデルです
日本のアスリートへのヒアリングをもとに開発され、キャップやヘルメットとの組み合わせを考えたショートステムを採用しています
Radar Plateは、日本向けモデルを示す「D」を含むOO9495Dという型番で展開されています

日本のアスリートの声から作られたRadar
Radar Plateを理解するうえで重要なのが、その開発背景です
OAKLEY公式はRadar Plateについて、
- 日本のアスリートへのヒアリングをもとに開発
- ショートステムによる軽量化
- キャップ着用時のフィット感と保持力を向上
- 野球、ゴルフ、ランニングなどのスポーツを想定
と説明しています
Radarシリーズの基本性能を大きく変えるのではなく、選手が実戦で感じていた細かなストレスへ向き合ったモデルです
なぜステムを短くする必要があったのか
野球やゴルフでは、キャップを着用したままサングラスを使います
このとき、長いテンプルをキャップの内側に入れると、
- 耳の後ろが締め付けられる
- テンプルとキャップが重なる
- キャップの動きがサングラスへ伝わる
- 長時間使用で耳まわりに負担が掛かる
といった問題が起こることがありました
反対に、テンプルをキャップの外側へ出した場合にも、キャップが動いたときにサングラスへ影響する可能性があります
Radar Plateはステムを短くすることで、キャップ内側へ収めやすくしています。
キャップとテンプルが重なる範囲を減らし、締め付けや干渉を抑えるのが狙いです

小さな変更に見えて、競技中の意味は大きい
ステムが少し短くなっただけなら、大きな進化には見えないかもしれません
しかし、競技中に何度もサングラスの位置を直したり、耳の後ろへ圧迫感を覚えたりすると、集中を妨げる要因になります
スポーツギアでは、目立つ新機能だけが性能ではありません
選手が無意識に気にしていた不快感を減らすことも重要な進化です
Radar Plateは、
「サングラスを掛けていることを意識する時間を減らすためのモデル」
と考えると、その設計意図が分かりやすくなります

Radar Plateのショートステムを実機で確認
Radar Plateを横から見ると、ステムの短さがよく分かります
通常のRadarシリーズは、頭部に沿って後方まで伸びるテンプルを採用しています
Radar Plateでは後方部分を短くし、キャップ内側へ入れたときの重なりを抑えています
キャップの内側に入れやすい
野球やゴルフでキャップを着用するときは、
- キャップを先に被る
- サングラスを掛ける
- ステムをキャップの内側へ収める
- 耳の後ろに圧迫感がないか確認する
- 顔を上下左右へ動かしてズレを確認する
という順番で調整すると分かりやすいでしょう
キャップのサイズ調整を強く締めすぎていると、短いステムでも圧迫感が出る場合があります
サングラスだけでなくキャップ側のフィット感も合わせて調整するのがポイントです
ヘルメットとの相性にも期待できる
OAKLEY公式は、ショートステムによってヘルメットやキャップとの互換性を高めたと説明しています
ただし、ヘルメットの形状やストラップ位置は製品によって異なります
特に自転車用ヘルメットで使用する場合は、
- ヘルメットの保持パーツ
- ストラップ
- 耳まわり
- ステムの位置
- ヘルメット内へ収納できるか
を実際に組み合わせて確認してください
Radar Plateのサイズとフィット感
一枚型のシールドレンズは横幅があり、見た目には大きく感じます
一方、顔への収まりは比較的タイトで、スポーツ時の安定感を重視した形です
Radar Plateの大きさがこちらです
フレーム幅はテンプルの付け根部分の端から端までを計測し、レンズ高は最も高いところで計測していますよ。

公式サイズだけでは分かりにくい部分なので、現在使っているRadarシリーズやスポーツサングラスと比較するときの参考にしてください

Radar Plateを検討する場合には次の部分を意識して見てください。
- ノーズパッドが鼻に安定して乗るか
- レンズが頬へ接触しないか
- まつ毛がレンズ内側に当たらないか
- こめかみに強い圧迫感がないか
- 顔を上下へ動かしても大きくズレないか
- 視線を上げたときにフレームが気にならないか
Radar Plateは日本のアスリートを意識したローブリッジフィットですが、顔型には個人差があります
競技で使う場合は、普段着の状態だけでなく、実際に使うキャップやヘルメットとの干渉も併せて検討するようにしてください。
軽さと安定感を支えるフレーム構造
Radar Plateは、シールドレンズの広さだけでなく、フレーム全体の軽さと保持力を重視しています
中心となるのが、
- O-Matterフレーム
- Unobtainium
- Three-Point Fit
の3つです
軽量なO-Matterフレーム
これまでのRadarシリーズにも搭載されてきたO-Matter(オーマター)のフレームも、快適性を生み出している素材の1つです
O-Matterは軽量性と耐久性を両立したフレーム素材です
スポーツサングラスでは、数値上の重量だけでなく、長時間掛けたときに耳や鼻へどのように荷重が分散されるかが重要です
Radar Plateはステムを短くしたことで、後方部分のボリュームも抑えられています
実際にOAKLEY公式で紹介されている複数のアスリートも、手にしたときの軽さや、耳まわりの負担の少なさを評価しています
ただし、「誰が掛けても疲れない」という意味ではありません
顔幅やキャップの締め付けによって装着感は変わります
Unobtainiumで汗をかいても安定しやすい
Radar Plateのノーズパッドとイヤーソックには、Unobtainiumが使われています
Unobtainiumは雨や汗などの水分が付着したときにも、グリップ力を保ちやすいOAKLEY独自の素材です
一般的なサングラスは激しい運動時に、汗によって鼻あて部分が滑りやすくなる場合があります
Radar Plateは鼻と左右のテンプルに装着されているUnobtainiumで支えることによって、ズレを抑えやすい構造です
ただし、顔型や発汗量、競技の動きによって装着感は異なります
完全にズレを防ぐものではなく、スポーツ中の保持力を高める機能として考えてください

- ① Unobtainium製のノーズパッドを取り外した時のイメージ、レンズ側に装着されているツメ部分にパッドの上下を差し込んで固定します、ノーズパッドの形状が変更されています。
- ② テンプル部のUnobtainium製、イヤーソックを裏から見たイメージ、エンボス加工が施され、雨や汗などの水分が付着しても、吸着力を増す事でしっかりとホールドしてくれます。
- ③ レンズを外した状態、レンズ中央に2か所のツメがあり、フレーム側に差し込む事で固定されています。
Three-Point Fitで圧力を分散
Radar Plateは、鼻と左右の耳まわりの3点でフレームを支えるThree-Point Fitを採用しています
頭部全体を強く締め付けるのではなく、必要な位置で保持するOAKLEYのフィッティング思想です
適切にフィットすれば、
- レンズの光学位置を保ちやすい
- こめかみ全体への圧迫を抑えやすい
- 動いたときのブレを軽減しやすい
- 長時間の装着でも負担を分散しやすい
というメリットがあります
一枚型シールドレンズによる広い視野
Radar Plateは、左右がつながった一枚型のシールドレンズを採用しています
左右のレンズを分けるブリッジが視界の中央にないため、スポーツ中も広い範囲を見渡しやすい構造です

Prizmレンズが競技ごとのコントラストを補助
レンズにはPrizm機能とHDO®Plutonite‐プルトナイトレンズを搭載しています。
Prizmレンズは色彩の波長を調整し、裸眼時では見逃される微妙な色合いもくっきりと浮かび上がらせる事ができるのが特徴です
コントラストのはっきりとした鮮明な視野は、同時に細部までの認識能力を向上させる事ができ、スポーツでの使用時には、ボールの動きやフィールドの状況などを、天候や環境に左右される事なく瞬時に判断力を高めてくれるでしょう

HDOによって湾曲レンズの見え方を整える
Radar Plateは顔を包み込むようなカーブを持っています
HDO®レンズの機能で、カーブのきついRadar Plateのレンズでも、極限まで歪みのない高い透明度で、クリアでシャープな視界を実現しています
さらに、高純度ポリカーボネイト素材のプルトナイトで、驚異的な耐衝撃性と高いUVカット機能を誇り、打球や飛び石など、外部からの衝撃に対してもレンズはほぼ割れる事はなく、万が一レンズに傷などが付いたとしても、紫外線遮断効果の機能を持続させる事が可能です。
Radar EV PathやRadar Lock Pathとの違い
Radar Plateを検討する人が比較しやすいのが、Radar EV PathとRadarLock Pathです
いずれも一枚型シールドレンズを採用したスポーツモデルですが、少し分野が異なります。
| 項目 | Radar Plate | Radar EV Path | RadarLock Path |
| 主な特徴 | ショートステム | 上方向へ広い視野 | 素早いレンズ交換 |
| ステム | ショートステム | 標準タイプ | 標準タイプ |
| レンズ交換 | フレームより取り外し | フレームより取り外し | Switchlockシステム |
| レンズの互換性 | 専用レンズ | 専用レンズ | 専用レンズ |
| おすすめな人 | キャップとの干渉を減らしたい | 定番の広い視野が欲しい | 頻繁にレンズ交換を行う |
・Radar Plateがおすすめの人
- キャップの内側へステムを入れて使いたい
- 耳まわりの干渉を抑えたい
- 日本向けのフィット感を重視したい
- Radarシリーズらしい視野と軽さが欲しい
・Radar EV Pathがおすすめの人
- Radarシリーズの定番モデルを選びたい
- 上方向まで広い視野を重視したい
- 交換レンズの選択肢を広く取りたい
- キャップ以外の場面でも使いたい
・RadarLock Pathがおすすめの人
- 天候に応じて頻繁にレンズを交換したい
- Switchlockによる交換のしやすさを重視したい
- RadarLockのフィット感が顔に合っている
Radar PlateはRadar EVやRadarLockの完全な上位モデルではありません
ショートステムとローブリッジフィットに価値を感じるかどうかで選ぶモデルです
Radar Plateのレンズ交換方法
Radar Plateもレンズ交換は可能です
OAKLEYのサイトでも、交換用スペアレンズが準備されていて、Prizmレンズのblack(ブラック)からslate(スレート)を始めとした黒色系のレンズから、ruby(ルビー)、sapphire(サファイア)、road(ロード)などのカラーレンズ、他にも偏光レンズなどの設定もあるようです。
Radar Lock Pathに搭載されていた、スイッチロックシステムはありませんが、下記の手順で簡単に外す事ができますよ。

- レンズの中央を下方向へ引き抜き、レンズをフレームから外します(レンズ中央の①、赤丸で囲んだ部分の2本のツメでフレームに固定されています)
- レンズ両サイドの②のツメをフレームより外します
- レンズを③の方向へ引き抜くとフレームより外すことができます。
- レンズを取り付ける際には、逆の手順で取り付けていきます、最後にレンズの上部がフレームの溝にしっかりと入っていることを確認してください。
変更点としては、これまでのRadarシリーズではノーズパッドを取り付けるツメがフレームと一体化していましたが、Radar Plateではノーズパッドの取り付け部はレンズ側に固定されています。
Radar Plateはどんな人におすすめ?
Radar Plateは、次のような人におすすめです
- キャップ内側へテンプルを入れて使いたい
- 従来モデルで耳の後ろが窮屈だった
- 日本向けのローブリッジフィットを試したい
- Radarシリーズの新しいフィット感を試したい
- プロ選手が評価したモデルを使いたい
特に、
Radarの視野は好き、でもキャップとテンプルの干渉が気になる。
という人には、優先して試してほしいモデルです
まとめ|Radar Plateはキャップと戦わないためのRadar
OAKLEY Radar Plateは、初代Radarから続くシールドレンズの視野と、OAKLEYらしいフィット感を受け継いだスポーツサングラスです
しかし、本当の特徴は正面から見ただけでは分かりません
短くなったステム
キャップ内側へ収めやすい形
日本向けのローブリッジフィット
ズレを防ぐUnobtainiumノーズパッド
耳まわりの負担を抑える軽量設計
どれも派手な新機能ではありません
それでも、競技中にサングラスを何時間も掛ける選手にとっては、大きな違いになります。
Radar Plateをひと言で表すなら、
キャップと戦わないためのRadar
そんなモデルです。

野球では、走る、投げる、上空のボールを追う
ゴルフでは、キャップを被ったまま数時間プレーし、アドレスで下方向を見る
ランニングでは、上下動を繰り返しながら長時間走る
競技は違っても、サングラスへ求められるのは、
- 視界を妨げない
- 大きくズレない
- 長時間掛けても気になりにくい
- キャップや装備と干渉しにくい
という基本性能です
Radar Plateは、その基本を日本のアスリートの声から見直しています
Radar EVより必ず優れているわけでも、RadarLockを完全に置き換えるモデルでもありません
レンズ交換の速さならRadarLock
定番としての実績やレンズ選択肢ならRadar EV
キャップとの相性とショートステムのフィット感を重視するならRadar Plate
選ぶ基準は明確です

現在Radarシリーズを使っていて、
キャップの内側にテンプルを入れると窮屈
耳の後ろに負担を感じる
長時間使うとサングラスの存在が気になる
という人は、一度Radar Plateを試す価値があります
プロ選手が使っているから選ぶのではなく、
「なぜ選手が軽さ、視野、キャップとの相性を評価したのか」
そこまで理解したうえで選べると、Radar Plateの魅力がより分かりやすくなると思います
いかがでしたでしょうか?
サングラスは日頃からのお手入れがとても大切です。
特に、スポーツなどで使用したサングラスは、汗や雨などの水分や砂ホコリなど、見た目以上の汚れが付着していますよ。
下記の記事では、サングラスのお手入れ方法を詳しくご説明していますので、ぜひ合わせてお読みください!
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。




