Encoder Squaredを初めて見たとき、特徴的なレンズ形状に多くの人が感じる疑問だと思います
Encoderには、顔のラインへ沿うような流線的なシールドレンズがあります
Encoder Strikeには、より上下へ大きく広がったレンズと、OAKLEYの過去を思わせる鋭いカットがあります
では、Encoder Squaredは何を変えたのか
答えは、単なる性能向上ではありません
Encoderのスポーツ性能を残したまま、シルエットを「自己表現」の方向へ振り切った
それがEncoder Squaredです
スクエアに切り出された一眼レンズは、一般的なスポーツサングラスよりも直線的
このモデルのSkyBlueのカラーフレームとPrizm Sapphireの組み合わせは、競技用アイウェアというより、近未来的なファッションアイテムにも見えます

一方で、中身はEncoderシリーズ
PhysioMorphic Geometry、O-Matterテンプル、Unobtainium、PrizmレンズといったOAKLEYのパフォーマンス技術が使われています
この記事では、Encoder Squaredを実物で確認しながら、
- Encoder Squaredとは何なのか
- EncoderやEncoder Strikeとの違い
- スクエアレンズの見え方
- 実際のサイズ感とフィット感
- スポーツや街で使えるのか
- レンズ交換はできるのか
など、いろんな角度から徹底レビューしてみます。
Encoder Squared(エンコーダー スクエアード)とは
一枚のワイドレンズがスクエアなシルエットで成型され、レンズ上部にある大きなベンチレーションが印象的なデザインのOAKLEY Encoder Squared(エンコーダー スクエアード)
数パターンあるEncoderシリーズの中でも、数量限定のモデルとして発売されているようです
Encoder Squaredは、EncoderやEncoder Strikeほど広く知られているモデルではありません
理由としては次の要素が考えられます
- 限定アイテムとして展開された
- Encoderとの違いが分かりにくい
- 「Squared」という名称だけでは用途が伝わりにくい
- カラーバリエーションが少ない
- 公式写真だけでは立体的なレンズ形状が分かりにくい
- 交換レンズを選べるモデルではない
つまり、誰に向けたモデルなのかが伝わりにくかったのではないかと、
ただ、このモデルの価値は、タイムや競技性能だけでは測れません
「スポーツ用の機能を持ちながら、掛けた人のスタイルまで変える」
Encoder Squaredは、少し特殊なEncoderではないのかなと考えています。
Encoder Squaredを一言で表すと
ー パフォーマンスアイウェアを、顔に掛けるグラフィックへ変えたEncoder ー
Encoderより直線的
Encoder Strikeよりファッション寄り
既存モデルの中間ではなく、独自の方向へ外れたモデルです

DESIGN THEORY|なぜ「Squared」なのか
Encoder Squared最大の違いは、やはりレンズシルエットです
Encoderは、レンズ上部が中央から左右へ緩やかに下がる流線的な形をしています
Encoder Squaredはその曲線を抑え、上部を水平に近づけ、左右の外側も直線的に切り出しています
その結果、正面から見た印象が大きく変わりました
スポーツサングラスなのに、輪郭は建築的
Encoder Squaredのレンズは、単純な四角形ではありません
顔のカーブへ沿う立体的な構造を持ちながら、正面から見た外周だけをスクエアに整えています
曲面と直線
スポーツとファッション
機能と自己表現
相反する要素が同じ一枚のレンズに入っているため、一般的なスポーツサングラスとは違う印象になります

目元を隠すというより、顔の形を変える
一般的なサングラスは、顔の輪郭になじませることを考えて作られています
Encoder Squaredは少し違います
大きなスクエアレンズが顔の前へ明確なラインをつくるため、掛けると目元だけでなく顔全体の印象が変わります
特にSky Blue × Prizm Sapphireは、フレームとレンズの色が強く連動し、サングラスの存在がコーディネートの中心になります
「目立たず使いたい」という人には向きません
しかし、
- テックウェア
- スポーツミックス
- Y2K・フューチャー系
- シンプルなTシャツスタイル
へ強いアクセントを加えたい人には、このスクエア形状が活きるのではないかと思います。
・レンズ上部のカットはデザイン上の重要ポイント
Encoder Squaredでは、レンズ上部に大きく切り込んだ開口部があります
空気の流れを妨げるのを防ぎ、デザイン上の大きなアクセントにもなっています。
TECH INSIDE|見た目だけではないEncoderの技術
Encoder Squaredはデザインの個性が先に目へ入りますが、基本構造はパフォーマンスアイウェアです
PhysioMorphic Geometry
Encoder Squaredでは、EncoderやKATOにもつながるPhysioMorphic Geometryが採用されています
これはレンズを平面的に顔の前へ置くのではなく、顔の輪郭へ沿う立体的な形状として設計する手法です
この設計によってレンズを顔へ近づけ
- カバー範囲
- 広い視野
- 保持性能
- 衝撃に対するプロテクション
を実現しています
Encoder Squaredを上から見ると、横方向へ大きくカーブしていることが分かります
正面からは四角に近いシールド
上から見ると、顔へ沿って湾曲しています。

フレームではなく、レンズが構造をつくる
Encoder Squaredには一般的なフロントフレームがありません
レンズそのものに形状と剛性を持たせ、両側へテンプルを接続しています
もちろん、レンズにはPrizmレンズにHDO ®とPlutoniteの機能が搭載されており、驚異的な耐衝撃性と高いUVカット機能を併せ持っています
また、色彩の波長を調整する事で、鮮やかで鮮明な視野を実現し、レンズ越しに見た対象物の距離感などを正確に捉える事ができるようになります。
目の前にはレンズだけでフレームが無い為、フレームが視界へ入ることはなく、一枚のレンズを通した連続性のある視野を得やすい構造です。
帽子やヘルメットに合わせやすい薄型テンプル
テンプルは比較的細く直線的です。
通常の太いテンプルと比べて、ヘルメットの内側へ差し込みやすく、キャップの側面とも干渉しにくい設計です
ただし、実際の相性はヘルメットの形や着用位置によって変わります
Unobtainiumでフィット感を支える
ノーズパッドとイヤーソックにはUnobtainiumを採用しています
特殊なゴム素材のUnobtainiumは、外での使用中に雨や汗などの水分が付着しても、吸収することによりグリップ感を失うことを防ぎ、サングラス自体のズレを最小限にしてホールド感を持続させます
「絶対にズレない」とは言い切れませんが、軽いフレームを鼻と耳まわりで安定させやすい構成です

Encoder Squaredの大きさ
Encoder SquaredはEncoderとほぼ同等です。
しかし、上辺が水平に近く、外周の角が強調されているため、実際の数値以上にレンズが大きく見えます。
Encoder Squaredの大きさがこちらになります。
フレーム自体が無いため、左右のテンプル取り付け部間の距離を計測し、レンズの高さはもっとも高いところで計測していますよ。

実物のモデルを測定したところ、左右のテンプル接続部間、レンズ高や下幅は記載の長さでした
湾曲したレンズのため、測定方法によって数値が異なる場合があります

掛けたフィット感は「横長」より「面で覆う」感覚
Encoder Squaredは横幅だけが広いモデルではありません
レンズが顔の前へ大きな面をつくるため、装着すると目元全体を覆われる感覚があります
一方、フロントフレームがないため、見た目ほど視界に圧迫感はありません
外から見ると大きい
内側から見ると、意外にフレーム感が少ない
これもEncoder Squaredの面白いギャップです
Encoder|3つのモデルの違いは何か?
Encoder SquaredをEncoderシリーズ全体で比較してみました。
| Encoder | Encoder Squared | Encoder Strike | |
| 公式サイズ | L | L | XL |
| レンズ形状 | 流線的 | スクエア | 縦に大きく鋭い |
| デザインイメージ | モダンスポーツ | フューチャー・直線的 | レース・ヘリテージ |
| レンズ形状 | なだらか | 直線+開口部 | 大型ベンチレーション |
| セクション | マルチスポーツ | スポーツ+スタイル | 本格パフォーマンス |
・Encoder|最もバランスが良い
通常Encoderは、シリーズの基準となるモデルです
流線的なシールドレンズで、ロードバイク、ランニング、ゴルフなど幅広いスポーツに合わせやすいのが特徴
形状の個性はありますが、3モデルの中では最もバランスが取れています
・Encoder Strike|競技性能を優先する
Encoder Strikeは、Team Oakleyのアスリートからのフィードバックを取り入れ、Razor Bladeに着想を得た大型レンズとベンチレーションを採用しています
視界の広さ、カバー範囲、通気性を優先するなら、Encoder Strikeが第一候補です
・Encoder Squared|デザインで選ぶEncoder
Encoder Squaredは、性能差よりもシルエットの違いが重要です
通常Encoderの曲線的な見た目が好みではない人や、より直線的でファッション性の高い一眼レンズモデルを探している人に向いています

迷った場合の結論
- バランスで選ぶ:Encoder
- デザインと希少性で選ぶ:Encoder Squared
- 本格スポーツで選ぶ:Encoder Strike
Encoder Squaredを「Encoderより高性能だから選ぶ」のではありません
このスクエアな形でEncoderの性能を使いたいから選ぶ
これが最も自然な選び方です
Encoder Squared レンズ交換はできる?
OAKLEYのサングラスはほとんどのモデルでレンズ交換が可能ですが、Encoder Squaredは数少ないレンズ交換のできないモデルになります。
フレームレスデザインなので、テンプル部分が直接レンズに挟み込むような設計になっていて、脱着を行う事ができない為のようです。

また、レンズの設定には写真のPrizm サファイア以外に、Road(ロード)とBlack(ブラック)があります。
FINAL EDIT|限定Encoderを、もう一度見る
Encoder Squaredは、Encoderシリーズの中心モデルではありません
Encoderほどマルチではなく、Encoder Strikeほど本格競技に特化していない
しかし、このモデルを「ひと時の限定Encoder」で終わらせるのは少し違うと思います
Encoder Squaredが試したのは、
パフォーマンスアイウェアは、どこまで自己表現になれるのか
という問いだと思います。

PhysioMorphic Geometryによる立体的な一眼レンズ
顔へ近づけた広い視界
帽子やヘルメットへ合わせやすいO-Matterテンプル
Unobtainiumによるスポーツフィット
その性能を、流線形ではなくスクエアな輪郭で見せる
これは性能向上のためだけではなく、掛けた人の見え方まで変えるためのデザインです
誰にでも似合うモデルではありません
どんな服装にも合うわけでもありません
レンズ交換も前提にしていません
しかし、だからこそ刺さる人には深く刺さるモデルにもなっていると思います。
いかがでしたでしょうか?
サングラスは日頃からのお手入れがとても大切です。
特にスポーツ後のサングラスは汗やほこりで、見た目以上の汚れが付着しています。
下記の記事では、お手入れ方法を詳しく説明していますので、ぜひ合わせてお読みください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。






